ケット・シーとは主人公(クラウド)一行へ送り込まれた神羅組織のスパイロボット。 (外部ですが公式設定、ttp://pacolyn.org/FF/FF7/caitsith/caitsith-art.jpg) 操縦者は神羅本社の社員リーブ。 ゴールドソーサー(遊園地みたいな場所)からパーティーに加わり、以後主人公達と 行動を共にします。 占いが趣味らしい。そして何故か関西弁。(説明書より) |
|
|
|
|
|
2:ゴールドソーサー〜コレルプリズン |
|
『当たるもケット・シー〜、外れるもケット・シー〜。どや? 占ってみるか?』 …………。 いくら敵に正体を悟られまいと演技すると言っても、故郷の訛を使い、戯けたキャラ クターを演じるのには抵抗――少なくとも、社内の人間には見られたくない姿だった。 元々、入社した直後に上司から「訛を治せ!」と怒鳴られ馬鹿にされて以来、彼は 必死に標準語を覚えた。捨てたはずの故郷の訛が、こんな所で役に立とうとは……。 皮肉げな笑みを浮かべながら、遠隔地にいるケット・シーの操作を続ける。 自分の行為に対して引っ掛かりが全く無かった訳ではない。だがそれ以上に結果を 求められる立場にあった。形振りなど構っていられない、と言うのが本音だった。 無事に彼らとの接触を果たした直後に訪れたのが、砂漠の監獄・コレルプリズン。 そこでリーブが見たのは、忌むべきテロ首謀者・バレットの過去。 携わる仕事が都市開発と言う性質上、魔晄炉が住民にもたらす恩恵や経済効果など 『数字』に関しては誰よりも熟知している。魔晄炉誘致に関する裏取引も……確かに あった。だが。 だが彼がここで直面したのは、そんな物よりももっと生々しい現実だった。自分が 組する『神羅』という組織が引き起こし、やがて隠蔽された悲劇。 そこで繰り広げられていたのは、数字やデータの遣り取りではない。人の生き死に という度し難いものだった。 「私は……今まで私がして来た事は……」 ――何だったんや?! 彼はミッドガルの建造から携わってきた。人々の要望に応え、住みよい街を創る。 それが自分の信念であり、何よりも支えだった。そしてそれは結果として形に現れた。 けれど。 彼が見ていたのは、現実のほんの一面に過ぎない。 長年をかけて積み上げてきた自信。それに裏打ちされた信念は、この時音を立てて 崩れはじめたのだった。 |
|
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||