カシムを語ってみる(本スレ650さん)
正直なところ、カシムという奴の魅力を語るのはなかなか難しいわけです。 プレイ時間100時間(しかも裏面までいかずに)とゆ〜壮大なDQ7の中で カシムはわずか2時間程の登場時間と思われます。 DQ7プレイヤーの中にも「カシムって誰?」という意見が出る程の、はっきり 言って脇役です。しかしながら、そんな脇役にもそれぞれに魅力があるのが DQ7の世界。 守るべき大神官を魔物にさらわれ、自分のふがいなさに酒びたりになり、 その町で一番のいい女に魅了され、そのおかげで立ち直り。盗賊を使って 必要なモノを手に入れ、かと思えば、主人公たちにさまざまな依頼をし。 人を使う事でのし上がって行くタイプなのかと思いきや、天下無敵の(?) 短足男。 あなたのまわりにもいませんか? かっこつけしぃで調子が良くて、すぐに 頼みごとばかりしてくるのだけれども、なんだか憎めないやつ。いいやつって いうわけでもないのだれど、友達をやめようとは思わないやつ。 カシムはきっと、そういう男なのです。 そして、うまくのしあがったはいいけれど、惚れた女とはうまくいかず、先輩 だった人を使う立場になったらば、人間関係がぎこちなくなってしまう。 ダーマの騒動がおさまった後、久しぶりに訪ねた主人公たちは、そこで、やつれた カシムに出逢います。自分を見失っているのでしょうか、ここでカシムは、自分と 共に働いてくれないか? と、情けなくも申し出ています。 この先、カシムが立ち直り、再び「かっこつけしぃ」として、風を切って生きて ゆけるのかどうか。それを見守る事はできません。情けないへたれカシムだけが ゲームの中に生きています。 決闘場でのあのカッコよさを取り戻して生きていっていて欲しいな、と、思って しまうような、不思議な魅力がカシムにはあるのです。 へたれだけれど憎めない。そんなカシムを、よろしくお願いします。 |
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