天空装備が揃うまで 作:とびねずみさん
 

勇者にしか装備できない、いわば勇者の証。それが天空装備です。
兜、鎧、盾、剣の4種があるのですが、それぞれ手に入れる為にはなかなか苦労させられます。
DQ4未体験な皆さんにも、天空装備集めを疑似体験していただこうと、それぞれの取得までを
勇者の日記という形のSSにまとめました。
勇者支援にどんな事ができるかと支援者で相談&ネタ出しした思い出に、図書館での掲載をお願いした次第です。
文章にまとめたのは自分ひとりですが、支援者皆さんの協力があってこその作品なので。(とびねずみ拝)

其の壱 ◆天空の兜◆守備力30/ラリホーやマヒ、メダパニにかかりにくい
  <<天空の兜を手に入れる前の勇者の日記>>
天空の兜が伝わっているという噂を聞いて訪れたスタンシアラでは、王様を
笑わせれば好きな褒美がもらえる、というおふれが出ていた。
人々が魔物たちに脅えているのに、どうしてこんな呑気なおふれが出ているのかわからないが、
ともかく、笑わせる事さえできれば、天空の兜をもらえそう、ということか?
そこで「だじゃれでハッピーライフ」という本を愛読書にしているトルネコに期待したが、
彼がありったけのだじゃれを言っても、王様は笑わなかった。
トルネコの家で見たあの本、実は奥さんの愛読書だったのか?
……まあ、そのあたりは夫婦の秘密かもしれないから、聞かないでおこう……。
仕方がないので、世界中を捜しまわって、名高いお笑い芸人パノンに同行をお願いした。
パノンは立ち寄る町ごとにその町にちなんだだじゃれを言ってくれるので、楽しくて、
いろいろな町にルーラしまくっていたら
「もう舞台の感覚を忘れてしまいましたかねぇ……」
みたいな事をぼそりと言われたので、慌ててスタンシアラに向かった。
ごめん、パノン。早く仕事に戻りたかったんだね……。


<<天空の兜を手に入れた後で書かれた勇者の日記>>
2度めのスタンシアラ城内は、相変わらずダジャレを考えている人で一杯だった。
パノンにダジャレの査定を頼む人までいる。
だけど僕には、面白いと評価されたダジャレが笑えなかったりして、
『ダジャレの好みは千差万別』と思うばかり。
こんな調子で、大丈夫なんだろうか? ちょっと不安になった僕に、パノンがこう言った。
「おお! そうだ、ひらめいたぞ! ただシャレを言うだけでは王様は決して笑わないでしょう。
 王様は何故笑いたいのか? そこに王様を笑わせるための答えがあるはずなのです」
………??? 僕には、何を意味しているのか、全然わからなかった。
だけど、パノンは王様の前でだじゃれを言わず、真剣な顔で話しかけて…
…そして僕達は天空の兜を手に入れた。
王様があんなおふれを出したのは、笑顔がなくなって自暴自棄になりつつある国民に
前向きに生きる力を取り戻させたかったから、なんだそうだ。
まあ、確かに、ダジャレを考えている間は魔物への恐怖は忘れているだろうけれど。
一国の王ともなると、さまざまな事を考えているものなんだな。
感心しつつ、僕らはパノンとここで別れて、再び8人旅になった。

 

 

 

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